Rheinbergeriana

　WebMasterはiTunesなどのダウンロードデータ販売があまり好きでない。いや、なにも否定しているわけではない。ただダウンロード販売は文字データが適当でいつ・どこで・誰が・どんな曲をやったのかが今いちわかりづらいから敬遠してしまうのである。しかし、どうしてもCDでは手に入れられず、やむを得ずiTunesで購入したものもある。その中のワンセットがこれである。グノーとラインベルガーのカップリング。やはりものすごくデータ不足で、誰が歌っているのかさっぱりわからない。

　演奏するのはリュブリヤンスキ・オクテットという男声ボーカルグループ。Tone Potočnikという人の名前もあるが、指揮者なのかオルガニストなのかさっぱりわからない。わからないから、ググってみると....(旧ユーゴスラビア連邦の)スロベニアの人たちらしい。どうもスロベニアの首都がリュブリナで、そこにはリュブリナ大学が存在し、その出身者で構成されている模様。オクテットの名称から8人組だと推察されるが、何度聴いても4人にしか聴こえない orz。レーベルのNika recordsもスロベニアにある模様。サイトにたどり着いたのだが、認証が必要でその先に進めない。CD番号や詳細なデータはいまいちわからない。もしかしたらCDでの発売は全くなく、データのみの販売なのかもしれない。

　ラインベルガーはもちろん蒐集の対象なのだが、WebMaster的にはどちらかというとグノーをお目当てにダウンロードした。グノーの『ミサ曲6番「大聖堂にて」』である。この曲は同じ作者の男声合唱のための『第2ミサ曲』の混声合唱版なのだが、この曲だけ録音が存在していなかったのである(実際には番号が振られていないいくつかのミサ曲も録音は存在しないのだが)。これはいいものを見つけたと喜び勇んでダウンロードしてみた......................................................

　 （　ﾟ Дﾟ）
　　( つ旦O
　　と＿)_)

　 　　_, ._
　 （　ﾟ Дﾟ） 　　ｶﾞｼｬ
　　( つ　O. __
　　と＿)_) （__(）､;.o：。
　　　　　　　　　　ﾟ*･:.｡

　もうね、第一声を聴いたとき飲んでいたコーヒーを吹き出しかけましたよ。思わず叫んだこの言葉。「これ(男声合唱の)第二ミサじゃん！」。そもそもカップリングされている、ラインベルガーの『ミサ曲 ヘ長調 op.190』は男声合唱なんだから、最初の時点で気づくべきだったのである。間違っていると言うことに ....まじかよ orz。しかもおかしいところはそれだけではない。トラックに表示されている。各楽章のタイトルもおかしいのである。

1. Kyrie
2. Gloria
3. Domine Fili unigenite
4. Quoniam tu solus Sanctus
5. Sanctus
6. O salutaris

と表示されているのだが、これはめちゃくちゃおかしい。楽譜を見るまでもなく、間違っている。トラック3はCredo、トラック4はSanctus、トラック5はO salutaris、トラック6はAgnus Deiが正しい。なおアマゾンのMP3販売でもグノーは6番として販売されているので、やはり元々のCD(データ？)でも6番と間違っているのだろう(アマゾンでは各トラックの曲名は数字とさらにめちゃくちゃ)。おかしいと思わなかったのだろうか？ おまけにね～、あまりうまくないのだよね、このグループ。

　あれ、ラインベルガーの話がないって？　（ゝω・）てへぺろ

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