器楽系:協奏曲編
ピアノ協奏曲 変イ長調 op.94
レーベル:GENESIS
Disc No.:GCD 106
演奏:
Adrian Ruiz(p)/
Zsolt Deáky (cond.)
伴奏:Nürnberg Symphony Orchestra
録音年月日:
収録曲:Piano Concerto in A Flat, Op.94
他 Sgambati: Piano Concerto in G Minor, Op.15
Jorge Bolet(p), Ainslee Cox (cond.)
あまり面白くない。初めて聴いたときはチャイコフスキーの亜流だなとしか思えなかった。事実第一楽章は本当につまらない。でも3回ぐらい聴いてみると、第二・第三楽章は結構面白い。これぞラインベルガーというものではないが、実に個性的だ。このおもしろさはどこから来るのだろう。
気が向いたら聴いてみてね。
オルガン協奏曲
レーベル:Naxos
オルガン協奏曲集
Disc No.:8.557787
演奏:
Paul Skevington (org)
Timothy Rowe (cond.)
Amadeus Orchestra
録音年月日:
1999/Apr/18, No.1
1999/Nov/05, No.2
ロケーション:St Luke Catholic Church, Virginia. USA
収録曲:
Organ Concerto No.1 op.137
Organ Concerto No.2 op.177
レーベル:Scandinavian Classics
オルガン協奏曲集
Disc No.:220549-205
演奏:
Ulrik Spang-Hanssen (org)
Douglas Bostok (cond.)
Chamber Philharmonic of Bohemia
Petr Zavihal (vn)
Josef Krecmer (vc)
録音年月日:
????/???/??
ロケーション:????
収録曲:
Organ Concerto No.1 op.137
Organ Concerto No.2 op.177
Trio for Violin, Cello and Organ in C minor, op.149
実はディスクが行方不明のため詳細がわからなくなっている。見つけ次第修正予定。一つだけ覚えているのは協奏曲#2をop.117と誤植していること。あとop.149はTrioは正しい名称ではない。Suiteとするべきである。実際この曲はフル装備での演奏では弦楽合奏を伴っている。
Vol.8
Disc No.: CD40221
Urrich Meldau (org)
Daniel Schweizer (cond)
Symphonisches Orchester Zürich
録音年月日:1995/Sep/17-18
ロケーション: der Kirche Enge, Zürich
収録曲:
Organ Concerto No.1 op.137
Organ Concerto No.2 op.177
今時はちょっとしたホールにはパイプオルガンが設置されている。ホールの特性を確かめるごとく、サン=サーンスの第三交響曲「オルガン付き」は人気があるが、ラインベルガーの二つのオルガン協奏曲は人気がない。なぜなのだろう?
あくまで想像だが、まずオケがラインベルガーの曲を知らない。また観客もラインベルガーを知らない。両者知らないからますます演奏されない。演奏されないから、誰も知らない。まさに負のスパイラルだ。
次に考えられるのはその編成だ。サン=サーンスのそれはフル編成のオケだ。大変見栄えもいいし、迫力もある。ピアノもいるし、実に多彩だ。だが「オルガン付き」というだけあって、実はオルガンは主役ではない。お客様だ。しかしラインベルガーの2作品はオルガン+弦楽合奏+αの管(#1はホルン3管、#2はホルン2管とトランペット2管+打楽器)。協奏曲だからオルガンがメインだ。そして主役は管楽器群を兼ねてしまっている。これはオケとしては面白くないだろ。表舞台に立てないのだから、飯の種にならない。管の人間たちはやりたがらないだろう。と邪推しているのだが。
チョイ付け足しだが、1番に関して。
1番の第三楽章には2種類のカデンツァが用意されている。一応出版譜では31小節のカデンツァが付されているが、おまけとして3倍の106小節に及ぶロングバージョンも用意されている。右に掲げた3つのディスクは全てロングバージョンを使用している。いや、やっぱり世界が広がるというか、ロングバージョンは希望に満ちているように思える、ショートバージョン聴いたことないけど。できたらもう少し録音を集めてみて、聴き比べてみたい。